【写真:Getty Images】
スペイン1部のセルタに所属するロシア代表FWフョードル・スモロフは、クラブの許可を得ることなくスペインから出国し、母国ロシアに帰国したようだ。スペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えた。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
新型コロナウイルスによる感染者・死亡者数が急増しているスペインでは、4日に非常事態宣言の期間を今月25日まで延長することを発表。国内では厳格な外出制限・移動制限措置が取られている。
セルタのクラブ関係者が地元メディア『ラジオ・ガレガ』に語ったところによれば、スモロフは「個人的事情」のためロシアへ帰国する許可をたびたび要請していたが、ラ・リーガからの許可が下りないこともありクラブは拒否していたとのこと。だがスモロフはしびれを切らし、許可を得ることなく出国に踏み切ったようだ。
スモロフはプライベートジェットでスペインを離れてロシアに帰国した模様。元ロシア大統領ボリス・エリツィン氏の孫娘でもある婚約者が成人となる18歳の誕生日を迎えるのに合わせての帰国ではないかとの見方も伝えられている。
スモロフは帰国後に自身のSNS公式アカウントを通して状況を説明。「現在の状況と国境封鎖により、家族の近くにいるためロシアに帰国せざるを得なかった」と述べ、事態が正常化すればセルタに再合流する意志を示している。
セルタの外国籍選手が無許可でスペインを“脱出”したのは2例目。先月下旬にはデンマーク代表FWピオーネ・シストが約3000kmの陸路を車で走破して帰国したことが報じられていた。
【了】