フィリップ・トルシエ(2002年日韓W杯)
2002年日韓W杯・ロシア戦の先発メンバー
日本は開催国だったため予選免除で2大会連続のワールドカップ出場となった。中田は同じくシドニー五輪世代の松田直樹や宮本恒靖らとともにチームの中心を担った。1999年ワールドユースで準優勝した「黄金世代」の稲本潤一や中田浩二、小野伸二らも台頭していたチームはグループリーグを2勝1分の首位で突破する。
日本サッカー史上初のワールドカップ決勝トーナメント進出に、中田も大きく貢献した。3-4-1-2のトップ下で起用された背番号7は、グループリーグ最終戦のチュニジア戦で首位突破を大きく手繰り寄せる2点目を挙げた。このダイビングヘッドによるゴールもあって日本はアフリカの強豪を2-0で破った。
クラブでは所属していたパルマでコッパ・イタリア優勝を果たし、25歳でパフォーマンス的にも精神的にも日本代表の絶対的支柱になった。この頃の中田はサッカー選手として最も輝いていた時期と言えるかもしれない。
●2002年日韓W杯・ロシア戦の先発メンバー
▽GK
楢崎正剛
▽DF
松田直樹
宮本恒靖
中田浩二
▽MF
明神智和
稲本潤一
戸田和幸
小野伸二
中田英寿
▽FW
柳沢敦
鈴木隆行
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