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「リーグ打ち切りなら8月で資金が尽きる」 プレミアリーグクラブが窮状訴え

text by 編集部 photo by Getty Images

バーンリー
【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのバーンリーは、新型コロナウイルスの影響により中止されている今季のリーグ戦が再開されずに打ち切られたとすれば、総額で約66億円の収入源に繋がる見通しであることを明らかにした。

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 世界の大半の国の国内リーグと同様に、プレミアリーグも3月以来全試合を中止。今月3日には、5月を目標としていた再開を白紙に戻し、「安全が確認されるまで」無期限延期とすることが新たに決定された。

 現時点ではリーグ再開を目指す方針は変わっていないが、事態が沈静化に向かわなければシーズンの打ち切りを余儀なくされるのではないかという懸念もある。試合が行われなければ各クラブの経営面にも大きな打撃となることが見込まれる。

 バーンリーは4日に声明を出し、予想される具体的な収益減少額を明らかにした。リーグが再開されたとしても無観客試合が濃厚なため、ホームゲーム開催により得られる収入は500万ポンド(約6億7000万円)の減少。リーグが打ち切られた場合はこれに加えて、放映権料などの減収が最大4500万ポンド(60億円)に達する見込みとのことだ。

 今季の残りの試合が開催されなければ、クラブ経営は深刻な状態に陥ることが見込まれる。「今季を終えられず、来季のスタートも明確にならなければ、クラブの資金は8月には尽きることになるだろう。それが事実だ」とマイク・ガーリック会長は英『スカイ・スポーツ』に対してクラブが置かれた現状を語っている。

【了】

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