【写真:Getty Images】
リーグ戦の打ち切り合意を発表したことで、来季チャンピオンズリーグ(CL)およびヨーロッパリーグ(EL)の出場権を失う危機に立たされたベルギーだが、欧州サッカー連盟(UEFA)との間で調整を図っていることを表明した。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響により、欧州各国リーグの2019/20シーズンは全試合が中止された状況が長引いている。再開が遅れれば今季の残り日程の消化が困難になると懸念される状況の中、ベルギーはリーグ戦を打ち切りとすることをいち早く決断した。15日に開かれる総会で承認されれば正式決定となる。
だがUEFAはあくまで各国リーグおよび今季CL、ELの再開を目指す方針を固持し、リーグを打ち切った場合には来季CL、ELの出場権を与えない可能性を示唆した。「正しい判断だとは思わない。ベルギーと同じことを検討する連盟は、来季の大会参加について危険を冒すことになる」とアレクサンデル・チェフェリン会長は語っている。
ベルギーサッカー協会(RBFA)は4日に新たな声明を出し、同協会のメフディ・バヤト会長とチェフェリン会長の間で「建設的対話」が行われたと表明。今季リーグを打ち切りとする方針を維持しつつ、「2020/21シーズンの欧州チケット確保」に向けて「建設的な解決が見込まれる」と述べた。
ベルギーリーグが現状の順位のまま終了した場合、首位に立つクラブ・ブルージュが優勝となり、来季CLグループリーグの出場権を獲得することが想定される。2位のヘントはCL予選からの出場。MF森岡亮太が所属する3位のシャルルロワ、MF三好康児が所属する4位のロイヤル・アントワープ、5位のスタンダール・リエージュがEL予選に出場することが見込まれる。
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