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レアル・マドリード、5年間の歴代フォーメーション。前人未到のCL3連覇達成も…C・ロナウド退団で変わる風向き

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

前人未到のCL3連覇(2017/18)

レアル・マドリード
レアル・マドリード、2017/18シーズンの基本フォーメーション

【シーズン成績】
リーガ・エスパニョーラ:3位(22勝10分6敗)
チャンピオンズリーグ:優勝
コパ・デル・レイ:ベスト8
FIFAクラブワールドカップ:優勝


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 ジネディーヌ・ジダン監督体制の3年目。夏の移籍市場ではMFダニ・セバージョスやDFテオ・エルナンデスらを獲得したものの、即戦力級と見られる選手の補強はなかった。一方でMFハメス・ロドリゲスやFWアルバロ・モラタ、DFダニーロ、DFペペらを放出している。

 前シーズンに2冠を達成していたこともあり、このシーズンもレアル・マドリードに対する期待は当然ながら高かった。しかし、マドリーはリーグ開幕5試合で2勝2分1敗の成績に終わるなどスタートダッシュに失敗。いきなりバルセロナやアトレティコ・マドリードといったライバルに後れを取った。

 その後もマドリーは勝ち負けを繰り返すなど継続して勝ち点を伸ばせない。首位を快走するバルセロナに追いつくどころか、アトレティコにも順位を抜かされるなど3位に入るのが精一杯であった。結局、マドリーは3位のままリーグ戦をフィニッシュ。勝ち点「76」は同勝ち点を記録した2006/07シーズン以降ワースト記録となってしまった。

 ただ、チャンピオンズリーグ(CL)では再び強さを誇った。「CL男」とも称されるFWクリスティアーノ・ロナウドら絶対的選手の個が爆発し、パリ・サンジェルマンやバイエルン・ミュンヘン、ユベントスといった難敵を次々と撃破。そして、決勝ではリバプールを3-1で下して前人未到の3連覇を成し遂げたのである。リーグ戦では不振に陥ったマドリーだが、最低限の結果は残せたと言えるだろう。

 マドリーがリーグ戦やコパ・デル・レイで苦戦した理由には前シーズンに効果を発揮したローテーションが機能不全に陥ったことが挙げられる。ハメス・ロドリゲスやモラタを放出し、セバージョスら若手を中心に補強を進めたが、彼らが試合の中で高パフォーマンスを見せたとは言い難かった。このあたりはジダン監督にとっても誤算だったと言えるのではないだろうか。

 このシーズン終了後、ジダン監督が電撃辞任。白い巨人で一時代を築いた指揮官が去ったことで、チームは新たな時代へ足を踏み入れることになった。

▽GK
ケイラー・ナバス

▽DF
ラファエル・ヴァラン
セルヒオ・ラモス
ダニエル・カルバハル
マルセロ

▽MF
カゼミーロ
ルカ・モドリッチ
トニ・クロース

▽FW
ガレス・ベイル
クリスティアーノ・ロナウド
カリム・ベンゼマ

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