【写真:Getty Images】
スイス1部のFCシオンから突然の解雇を言い渡された選手の一人である元カメルーン代表MFアレクサンドル・ソングは、クラブからの十分な説明がなかったとして不満をあらわにしている。フランス『RMC』が28日付で同選手のインタビューを伝えた。
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シオンは今月20日にトップチームの選手9人の解雇を発表。過去にアーセナルやバルセロナなどでプレーしたソングや、同じく元アーセナルのスイス代表DFヨハン・ジュルー、Jリーグでのプレー経験もあるコートジボワール代表FWドゥンビア・セイドゥなどが9人の中に含まれていた。
クラブは解雇の理由を明らかにしなかったが、欧州で猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ戦停止の影響であることが推定されていた。その後、給料の一部カットに選手たちが応じなかったことが理由であると明らかになり、スイス選手協会は抗議声明を出していた。
「僕らがクラブからWhatsAppでメッセージを受け取ったのは火曜日(17日)の午後だった。給料の引き下げについての書類にサインすべきだという内容で、翌日の12時までに書類を返さなければならなかった」とソングは振り返る。
「書類を受け取るにあたって何も説明はなかった。キャプテンも何も知らなかった。全員で話し合ってサインしないことを決めた」とソング。「プロフェッショナルとして何も間違った行動を取ったとは思っていない」と主張し、クラブの一方的な解雇だとして不満を訴えた。
クラブを相手取り、然るべき対応を要求していくことも表明している。「今後は弁護士が対応し、FIFA(国際サッカー連盟)に持ち込む。僕らの権利を守るつもりだ」とソングは語った。
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