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【写真:Getty Images】
アルバロ・アルベロア(スペイン代表)
生年月日:1983年1月17日(当時26歳)
2008/09シーズンリーグ戦成績:29試合出場/1得点2アシスト
リバプール在籍は2シーズン半と短かったが、攻守に堅実なプレーで右サイドを支えた。EURO2008ではスペイン代表の優勝メンバーの1人で、2008/09シーズン終了後には古巣レアル・マドリーへ移籍することとなる。2017年の現役引退後はマドリーのアンバサダーとして活動している。
ジェイミー・キャラガー(イングランド代表)
生年月日:1978年1月28日(当時31歳)
2008/09シーズンリーグ戦成績:38試合出場/0得点2アシスト
2013年の現役引退までリバプール一筋。闘争心溢れるプレーで2000年代のディフェンスラインを支えた。この時期、センターバックの相方はダニエル・アッガーやマルティン・シュクルテルが務めていたが、若く安定感に欠ける2人をサポートしつつゴール前に強大な壁として君臨。シーズン27失点の堅守を実現した立役者の1人だ。現在は英『スカイ・スポーツ』の名物解説者として、宿敵マンチェスター・ユナイテッド出身のガリー・ネビルと日々舌戦を繰り広げている。
マルティン・シュクルテル(スロバキア代表)
生年月日:1984年12月15日(当時24歳)
2008/09シーズンリーグ戦成績:21試合出場/0得点2アシスト
中盤戦に負傷で長期離脱を強いられたが、デンマーク代表のダニエル・アッガーとハイレベルなポジション争いを繰り広げ、ライバルより多くの試合でジェイミー・キャラガーの相棒を務めた。安定感には欠けるものの、空中戦や対人の強さはリーグ屈指で、とにかく激しいプレーが持ち味。35歳になった現在はトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルでディフェンスラインの要を担っている。
ファビオ・アウレリオ(元U-23ブラジル代表)
生年月日:1979年9月24日(当時29歳)
2008/09シーズンリーグ戦成績:24試合出場/2得点4アシスト
ラファエル・ベニテス監督がバレンシア時代から寵愛してきた超攻撃型サイドバック。守備に難を抱えていたものの、左足から繰り出される豪快かつ正確無比なキックで存在感を発揮した。特に思い切り左足を振り抜いてのフリーキックの威力は抜群だった。2009年にブラジル代表から初招集を受けるも、怪我のため試合に出場できず。こういったエピソードに象徴されるようにキャリアを通して怪我が多く、2014年に母国グレミオでのプレーを最後に惜しまれつつ現役から退いた。現在は代理人として活動し、昨夏レアル・マドリーへ移籍した逸材ロドリゴ・ゴエスらをサポートしている。