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栄光と転落…バルサ出身「〇〇のメッシ」は今…。本家との比較、期待や重圧に晒された逸材たちの栄枯盛衰

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日本のメッシ

久保建英
【写真:Getty Images】



久保建英(日本)

生年月日:2001年6月4日
現所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)

 日本で開催されたバルセロナのキャンプで才能を見出され、2011年に10歳で名門の一員に。しかし、2014年にクラブが18歳未満の未成年選手の登録違反でFIFAから処分を受け、イ・スンウと同様に公式戦出場ができなくなったことで帰国を余儀なくされた。2015年3月、FC東京の育成組織に加入することになる。

 2016年には中学生ながら飛び級でFC東京U-18に昇格し、同年9月に2種登録選手としてトップチームの公式戦出場が可能になる。そして11月、FC東京U-23の一員としてJ3のAC長野パルセイロ戦に出場してJリーグ最年少出場記録を更新した。

 2017年にはYBCルヴァンカップの北海道コンサドーレ札幌戦でトップチームデビューを飾り、飛び級でU-20ワールドカップにも出場。同年11月に16歳でFC東京とプロ契約を締結した。とはいえJ1での出場試合数はなかなか伸びず、2018年夏に横浜F・マリノスへ期限付き移籍することになる。

 大きく流れが変わったのは2019年だ。FC東京に復帰すると、J1開幕から主力に定着してFC東京をけん引し、18歳になった6月に欧州再挑戦に踏み切る。移籍先に選んだのは古巣バルセロナではなく、その宿敵レアル・マドリードだった。

 マドリーではジネディーヌ・ジダン監督率いるトップチームのプレシーズンキャンプに帯同し、プレシーズンマッチでも好パフォーマンスを披露して飛躍的に評価を高めた。当初はラウール・ゴンザレス監督率いるBチームでスペイン3部リーグを戦う予定だったが、急転直下で1部のマジョルカへ期限付き移籍することに。18歳で自身初の欧州トップリーグ挑戦ながら、マジョルカでは攻撃の中心として主力に定着。しかし、20/21シーズンはビジャレアルとヘタフェに期限付き移籍も結果を残すことができなかった。

【了】

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