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栄光と転落…バルサ出身「〇〇のメッシ」は今…。本家との比較、期待や重圧に晒された逸材たちの栄枯盛衰

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

クロアチアのメッシ

アレン・ハリロビッチ
【写真:Getty Images】



アレン・ハリロビッチ(クロアチア)

生年月日:1996年6月18日
現所属クラブ:バーミンガム(イングランド)

 ハリロビッチがバルセロナに在籍したのは、実質1年のみだった。しかもトップチームでの公式戦出場はコパ・デル・レイの1試合のみで、Bチームを抜け出すことができないまま放り出される結末を迎えることになった。

 母国クロアチアの名門ディナモ・ザグレブで“クロアチアのメッシ”と注目され、2014/15シーズンにバルセロナ移籍を果たす。だが、1年後にはスポルティング・ヒホンへ期限付き移籍することになり、2年後にはドイツのハンブルガーSVへと売却された。

 ところがドイツでも芽が出ず、わずか半年でラス・パルマスへ期限付き移籍。スペインに戻って1年半プレーしたものの、2018/19シーズン開幕前にフリーでミランに放出された。イタリアでいよいよブレイクかとも期待されたが、チームが低迷する中でもチャンスはつかめず、半年でベルギーのスタンダール・リエージュ、19/20シーズンはオランダのヘーレンフェーンへ期限付き移籍。現在はイングランド・チャンピオンシップのバーミンガムに所属しているが定位置をつかむことはできず、特大な才能を生かしきれない状況が続いている。

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