スポーツショップ店員→フランス代表でW杯2度出場
【写真:Getty Images】
マテュー・ヴァルビュエナ(元フランス代表)
生年月日:1984年9月28日(35歳)
現所属クラブ:オリンピアコス(ギリシャ)
地元クラブでサッカーを始めたヴァルビュエナは、2001年にボルドーの下部組織に加入するも、「身長が低い」という理由でトップチーム昇格が見送られた。その後、フランスアマチュア選手権2(5部相当)のランゴン・カステに新天地を求め、週3回の練習と並行しながらスポーツショップ店員のアルバイトもしていた。
そこでの活躍が認められ、1年でフランス全国選手権(3部相当)のリブルヌ・サン=スーランへのステップを果たす。そして在籍2年目の2005/06シーズンにクラブ史上初のリーグ・ドゥ(2部)昇格に貢献してリーグMVPにも輝き、翌2006/07シーズンに向けて国内屈指の強豪マルセイユへと引き抜かれた(写真左)。
マルセイユではフランク・リベリのバイエルン・ミュンヘン移籍にともない、2007/08シーズンから主力に定着。ヴァルビュエナのキャリアは大きく飛躍する。2008年3月には世代別代表への招集が一度もないままフランス代表に招集され(この時は怪我で辞退)、2010年5月にA代表デビューを飾る。
その後、2010年と2014年のFIFAワールドカップに出場し、後者のブラジル大会ではスイス戦でゴールも挙げた。フランス代表では2016年までに通算52キャップを刻み、2014年のマルセイユ退団後はディナモ・モスクワ、リヨン、フェネルバフチェを経て、今季からギリシャの名門オリンピアコスでプレーしている(写真右)。