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Jリーグ 5年前

鹿島アントラーズ、5年間の歴代フォーメーション。2冠&アジア制覇を経験も…遠ざかる国内タイトルへの道

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

再び逃した国内タイトル(2019年)

鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ、2019シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:3位(18勝9分7敗)
YBCルヴァンカップ:ベスト4
天皇杯:準優勝
AFCチャンピオンズリーグ:ベスト8


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 DF昌子源、DF西大伍、MF小笠原満男などがチームを離れた中迎えた2019シーズンは、鹿島アントラーズにとって厳しいものとなった。

 リーグ戦では最後まで横浜F・マリノス、FC東京と優勝争いを繰り広げたものの、終盤の3試合で1分2敗と急ブレーキを踏んでしまい優勝候補から脱落。結果的にリーグ戦を3位で終え、YBCルヴァンカップもベスト4敗退、天皇杯も準優勝となるなど3季連続で国内タイトルを逃す結果になった。

 過密日程との厳しい戦いもあったのは事実だが、鹿島らしからぬ取りこぼしが目立ったシーズンであった。最多得点者はセルジーニョで12得点と物足りなく、FW伊藤翔やMF白崎凌兵といった新加入選手も不完全燃焼に終わってしまった。主力の海外移籍、怪我人も多数出ており、マネジメント面でもかなりの苦労を強いられたと言えるだろう。

 大岩剛監督の引き出しもあまり多くはなかった。伝統あるカウンターはその威力を潜め、ボールを持っても停滞を余儀なくされることが多い。セカンドボールの回収でも後手に回ることがあり、なかなかストロングポイントを作り出せなかった。重要な試合で勝ち切れないあたりに、こうした部分の影響を感じざるを得ない。

 チームを3年間率いた大岩監督は2019シーズンをもって退任。鹿島は2020シーズン、ザーゴ新監督の下で再スタートを切ることになった。3季連続の国内無冠という不名誉を払拭することができるか。

▽GK
クォン・スンテ

▽DF
ブエノ
犬飼智也
永木亮太
町田浩樹

▽MF
三竿健斗
レオ・シルバ
セルジーニョ
白崎凌兵

▽FW
伊藤翔
土居聖真

【了】

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