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EURO延期の“恩恵”を受ける選手も…現在負傷離脱中の選手は復帰可能に

text by 編集部 photo by Getty Images

ウスマン・デンベレ
【写真:Getty Images】

 今夏に開催が予定されていたEURO2020は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により来年夏への延期が決定された。この決定により、負傷により出場不可能と見込まれていた選手がEUROに出場できるケースも出てくることが見込まれる。

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 新型コロナウイルス感染拡大が続いている欧州では、各国リーグや欧州サッカー連盟(UEFA)主催大会などが次々と中止。現地時間17日に行われたUEFA加盟55ヶ国のビデオ会議により、EURO2020も延期されて「EURO2021」となることが決まった。

 多くのファンや関係者にとって残念なニュースではあるが、現在負傷で離脱中の選手の場合は延期の恩恵を受ける可能性もあるかもしれない。2月に右ハムストリングの腱断裂で手術を受けたFWウスマン・デンベレもその一人。バルセロナ所属の同選手はフランス代表としてEURO2020に出場することが不可能と見込まれていた。

 昨年12月に膝の十字靭帯断裂の重傷を負ったリヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイ、1月に同じく十字靭帯を断裂したローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロなども、EUROが今夏に開催されるのであれば出場が危ういと予想される状況だった。

 イングランド代表のFWハリー・ケイン(トッテナム)とFWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)、ドイツ代表のDFニクラス・ジューレ(バイエルン・ミュンヘン)、ベルギー代表のMFエデン・アザール(レアル・マドリード)なども現在負傷離脱中の選手たち。それぞれEUROに向けて不安を抱えていた。

 これらの選手が現在の負傷からは回復することが見込まれる一方で、新たな負傷や調子の低下などにより今夏であれば出場できていたはずの選手が欠場することにもなるかもしれない。いずれにしても1年間の延期は多くの選手やチームに影響を及ぼすことになりそうだ。

【了】

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