降格候補に挙げられるも…(2017年)
北海道コンサドーレ札幌、2017シーズンの基本フォーメーション
【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:11位(12勝7分15敗)
YBCルヴァンカップ:プレーオフ敗退
天皇杯:2回戦敗退
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5年ぶりとなるJ1への舞台に、J2王者として参戦することが決まった北海道コンサドーレ札幌。ただ下馬評は決して高くなく、一年での降格を予想する人も少なくはなかった。
MF兵藤慎剛やMF金園英学、DF横山知伸といったJ1での実績も豊富な選手を新戦力として加えた札幌は、リーグの序盤戦で下馬評通りのパフォーマンスを披露してしまう。J2では手堅い戦いぶりを見せ勝ち点を積み上げた札幌だが、レベルの高いJ1のクラブ相手には持ち味を生かせず苦戦。第11節のガンバ大阪戦から第16節の柏レイソル戦まで6連敗を喫するなど、前半戦は降格圏ギリギリを彷徨う結果を招いた。
転機となったのは夏場だろうか。札幌は7月に、FWジェイと2016年12月に仮契約を結んでいたMFチャナティップ・ソングラシンの加入を発表。第17節終了時点で複数得点わずか「4回」と苦しんでいた攻撃陣に、頼もしいピースがプラスされたのである。
するとこの補強が大当たり。ジェイ、チャナティップの両者はすぐにチームへ溶け込み、四方田修平監督に率いられたチームの勢いを加速させる。横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、セレッソ大阪といった上位陣相手には苦戦を強いられたものの、中位、あるいは下位に沈む相手からはしっかりとポイントを奪えるようになり、順位を大きく回復。最終的に3連勝で2017シーズンを終え、11位で見事残留を果たした。
夏に加入したジェイはリーグ戦14試合に出場して10得点を挙げるなど大暴れ。チャナティップは得点こそなかったものの、巧みなテクニックと縦への推進力で攻撃に厚みをもたらした。彼らのパフォーマンスはチームが残留を果たす上で必要不可欠であったと言える。
チームとしてもシーズンが進むにつれ着実に成長を果たしたと言えるだろう。堅守速攻をベースとした戦い方は徐々に効果を発揮するようになり、チャナティップらの加入により戦術の幅も広がった。残留が目標であったチームは、J1という舞台で確かな手応えを掴んだ。
▽GK
ク・ソンユン
▽DF
横山知伸
菊地直哉
福森晃斗
▽MF
宮澤裕樹
兵藤慎剛
早坂良太
石川直樹
都倉賢
チャナティップ
▽FW
ジェイ