【写真:Getty Images】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界各国でリーグ戦や国際大会などが中止される中、試合が続行される数少ないリーグのひとつとなったオーストラリアのAリーグ。その先週末の試合で驚異的なスーパープレーが生み出された。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
現地時間14日に行われたメルボルン・シティ対ウェスタン・シドニー・ワンダラーズの一戦。前半に両チームが1点ずつを取り合ったあと、1-1の状況で69分に生まれたプレーだった。
ウェスタン・シドニーのアイルランド代表FWサイモン・コックスがメルボルンの中途半端なバックパスを見逃さず、ゴール前でボールを奪ってGKもかわす。そのまま無人のゴールへと転がっていくボールを追いかけ、勝ち越しゴールはどう見ても確実な状況だった。だが背後から追いついたメルボルンのオーストラリア代表DFカーティス・グッドが足を伸ばし、ゴールラインのわずかに手前で、そしてファウルを犯すこともなくボールを掻き出すことに成功した。
試合中止でサッカーに飢えていた各国メディアでもこのプレーは注目を集めた。「ゴールライン上で信じられないクリア」「今季最高のタックル」などの賛辞とともに動画が紹介されている。
だが奇跡的なクリアで脚光を浴びた本人は、「とにかくパニックだったよ」と試合後に『FOXスポーツ』でコメント。ミスパスで決定的なピンチを招いたのが自分自身だったこともあり、「相手がスライディングで押し込まなくてラッキーだった」とスーパープレーを謙虚に振り返っている。