【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスの影響で試合が延期となっているセリエAが今季のリーグ戦中止を決断した場合、優勝や昇降格の扱いに関して3つの選択肢が考えられるようだ。スペイン『アス』などが現地時間12日に報じた。
イタリアでは現在、4月3日までの全てのスポーツイベントを中止となっている。セリエAは3日以降の再開を目指しているようだが、EURO2020の開催延期かどうかによって5月3日からの再開になる可能性が浮上している。
そんな中、伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』のジャーナリストであるガブリエル・マルコッティ氏がセリエA中止の場合に考えられる選択肢を挙げている。優勝や昇降格、チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)出場権について言及している。
1つ目の選択肢は優勝チームなし。この場合、来季のCLとELの出場権の行方は現在のリーグ戦の順位に従うという。そのため、ユベントス、ラツィオ、インテル、アタランタがCL、ローマとナポリがELへの出場権を獲得することになる。また昇降格は無しになり、レッチェ、SPAL、ブレシアはセリエB降格を免れる。
2つ目の選択肢はユベントスの優勝。シーズンをこの時点で終了にし、CLとELの出場権は1つ目の選択肢と変わらず。昇降格はありとなる。その場合、ベネヴェント、クロトーネ、フロジノーネがセリエAに昇格となる。
3つ目の選択肢はプレーオフ。あくまで試合開催が可能であればの話だが、優勝と残留プレーオフを行うというものだという。
今後の状況によって、あらゆる選択肢が考えられると同メディアは報じている。4月3日以降のスポーツイベントの実施可否についての決定に注目が集まりそうだ。
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