コンパニ退団と守備崩壊(19/20)
2019/20シーズンの基本フォーメーション
2度達成しているマンチェスター・ユナイテッド以来、2クラブ目の3連覇に挑む19/20シーズンを前に偉大なるキャプテン、ヴァンサン・コンパニがチームを去った。在籍10年目を迎えたダビド・シルバが新キャプテンに就任したが、そのシルバもこのシーズン限りでの退団を示唆している。
アトレティコ・マドリードからスペイン代表MFロドリ、ユベントスからは右サイドバックのジョアン・カンセロを獲得している。ダニーロとデルフがチームを去り、全体的には若返りが図られた。
世代交代の波を感じさせるシーズン序盤に、チームは攻守の重要人物を失った。8月4日のFAコミュニティシールド・リバプール戦で、レロイ・ザネが右膝前十字靭帯を断裂する大ケガを負った。さらに31日のブライトン戦でエメリック・ラポルトも右膝を負傷し、復帰までに4カ月を要することになっている。
ジョン・ストーンズも一時的に離脱し、センターバックは人材難に陥った。フェルナンジーニョがセンターバックを務めたが最終ラインは安定感を欠いた。21節時点で前年の23失点を上回り、昇格組のノーリッジには3失点を喫して敗れている。
リーグ戦は28試合を消化した時点で、グアルディオラの監督就任以降ワーストの7敗を喫している。結果的に、驚異的なペースで勝ち点を積み上げるリバプールに独走を許すこととなった。
▽GK
エデルソン
▽DF
カイル・ウォーカー
ニコラス・オタメンディ
フェルナンジーニョ
バンジャマン・メンディ
▽MF
ケビン・デブルイネ
ロドリ
イルカイ・ギュンドアン
▽FW
ベルナルド・シウバ
セルヒオ・アグエロ
ラヒーム・スターリング
【了】