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岡崎慎司、“古巣”マラガファンの前ではプレーできず…凱旋試合は無観客に

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

岡崎慎司
【写真:ムツ・カワモリ】

 FW岡崎慎司の所属するウエスカは、今週末の現地時間14日に行われるセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第32節の試合でマラガと対戦する。岡崎にとって“古巣”のホームで初めてとなる試合に現地メディアからも注目が集まっている。

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 岡崎はイングランドのレスター・シティを退団したあと昨年夏にマラガに加入。だがクラブの抱える経営問題のため選手登録が行えず、夏の移籍市場終了間際まで待った末に退団して改めてウエスカに入団することになった。

 10月にウエスカのホームで行われたマラガ戦には岡崎は先発フル出場。今回は昨夏に約1ヶ月半を過ごし、ファンからも温かく迎え入れられていたマラガの本拠地ラ・ロサレダでの初めての試合となる。「新加入選手がホームデビューまでこれほど長く待たされたことはない…相手チームのユニフォームを着ての試合だとしても」とマラガ地元紙『ラ・オピニオン・デ・マラガ』は述べている。

 だが岡崎は、結局今回もマラガサポーターの目の前でプレーすることはできない。新型コロナウイルスの影響により、スペインでも1部と2部の全試合を今後2週間無観客とすることが決定された。「もし観客がいれば、『オカ、オカ、オカ、オカザキ』のチャントが響いていたことは間違いないだろう」と地元紙は、マラガサポーターが岡崎のために準備していたチャントに言及している。

 岡崎が最近4試合で4得点と調子を上げてこの試合を迎えることも注目されている。地元メディア『アラゴン・デポルテ』は「最高の状態の岡崎が戻ってきた」と好調ぶりを称賛。『スポルト・アラゴン』も、チーム最多の8得点に加えて判定で取り消されたゴールが7点、枠内シュート数もチーム最多などの数字を紹介しつつ、「ウエスカはこれまで以上に岡崎を必要としている。彼はそれに応えてきた」と今季の働きを称えている。

【了】

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