ヨーロッパリーグ（EL）決勝トーナメント2回戦1stレグ、インテル対ヘタフェの試合が現地時間12日にサン・シーロで開催される。しかし、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長がイタリアに行かないと明言した。10日にスペインメディア『フットボール・エスパーニャ』が報じている。

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　中国・武漢を発生源とする新型コロナウイルスは世界中に広がっており、欧州では特にイタリアで感染者数が増加していた。イタリア国内における全てのスポーツイベントが4月3日まで中止されるなど一層深刻さを増している。スペイン政府は3月25日までイタリアからの直行便を禁止しており、交通手段にも大きな影響が出ている状況だ。

　同メディアによると、ヘタフェのトーレス会長が「この状況が大きく変化しない限り、ヘタフェは明日イタリアに行かない。私たちは欧州サッカー連盟（UEFA）に、ミラノでのプレーの代替案を検討するように依頼した。スペインFAにも助けを求めている」と明言。

　無観客試合を開催することによって新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと考えているUEFAだが、選手の移動が制限される場合は試合開催も出来ないことになる。イタリア以外のスタジアムで中立地開催になる可能性もあるが、果たして…。

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