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これぞインザーギ!抜群の嗅覚でミランをクラブW杯優勝に導いた2得点

text by 編集部 photo by Getty Images

フィリッポ・インザーギ
【写真:Getty Images】

 世界屈指の点取り屋としてゴールを量産し、ユベントスやミランに数多くのタイトルをもたらしたフィリッポ・インザーギ。2007年FIFAクラブワールドカップ決勝で挙げた2得点も、その持ち味を遺憾なく発揮したゴールだった。

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 2006/07シーズンは負傷離脱もありセリエAでわずか2得点に終わるなど苦しいシーズンを過ごしていた。それでもチャンピオンズリーグ(CL)決勝では大舞台での勝負強さを見せつけ、リバプールから2得点を記録。2年前の「イスタンブールの悲劇」の借りを返す形でミランを欧州制覇に導いた。

 このCL優勝により出場権を手に入れたクラブワールドカップでも、再び大事な場面で大きな仕事をやってのける。横浜で開催された南米王者ボカ・ジュニオルスとの決勝で2ゴールを叩き出し、4-2での勝利に大きく貢献した。

 21分に挙げた先制点、71分に挙げた4-1のダメ押しゴールはいずれもペナルティーエリア内からのワンタッチゴール。技術的に華麗なプレーではなくとも、その場所にいるポジショニングと嗅覚、そして訪れたチャンスを逃さない決定力は間違いなく歴代トップクラスだった。

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