【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)から2年間のチャンピオンズリーグ(CL)およびヨーロッパリーグ(EL)出場禁止処分を受けているマンチェスター・シティだが、最終的に処分が確定することになるとしても、来季の大会に出場できる可能性はまだあるかもしれない。英紙『デイリー・メール』が見通しを伝えた。
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シティは2012年から2016年にかけてファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定に違反したとして、2年間のUEFA主催大会出場禁止の処分を下された。クラブは不正を否定し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴を行っている。
CASが最終的にどのような判決を下すのか、またその判決がいつ下されるのかは現時点で定かではない。だが判決が下されるまで処分の実行を保留とすることをシティが要請し、CASがそれを認めたとすれば、シティが来季の大会に出場できる可能性が出てくる。
過去の例から判断すれば、来季CLの出場チーム決定のリミットは6月1日になるのではないかとの見通しを英紙は示している。シティが今季プレミアリーグを4位以内で終えた上で、この日までに判決が下されず処分保留が続いていたとすれば、シティがCLに出場することになると見込まれている。
それ以降に判決が下され、2年間の出場禁止処分が確定することになったとすれば、処分は1年間先送りとなる。シティは2021/22シーズンと2022/23シーズンの大会に出場できなくなると見込まれる。
シティがCLに出場できない場合はプレミアリーグ5位チームの“繰り上げ出場”が見込まれるため、処分の行方は5位付近の順位を争う他チームにとっても非常に重要。プレミアリーグは5月17日に最終節を終えるが、5位となったチームは6月までCASの判決の有無を待つことになるかもしれない。
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