2位:三協フロンテア柏スタジアム
【写真:Getty Images】
使用クラブ:柏レイソル
入場可能数:15,109人
老朽化の進んだスタジアムではあるかもしれないが、この本拠地がなければ柏レイソルのこれまでの成功の多くは実現していなかったと言えるだろう。
柏駅からスタジアムへと繋がる道筋にはレイソルイエローが散りばめられており、雑音の混じる場内アナウンスからゴール背面のネットに至るまで、あらゆる要素がクラブのアイデンティティを体現する環境を作り出している。乗り込んできた相手チームはこの雰囲気に苦戦を強いられることになる。このホームを離れて綺麗な新スタジアムに移る日がいつか来たとすれば、レイソルの魂の一部が失われてしまうことになるだろう。
1位:ユアテックスタジアム仙台
【写真:Getty Images】
使用クラブ:ベガルタ仙台
入場可能数:19,694人
ベガルタ仙台のホームゲーム観戦には言葉にしがたい満足感がある。ユアテックスタジアムは日本の多くのグラウンドのように僻地に位置してはおらず、泉中央駅から徒歩5分のシンプルな道のり。そこには魅力的で均整の取れた独特の雰囲気のスタジアムがある。
コーナーでカーブを描く通路のおかげで四方向全てのスタンドが滑らかに一体化しており、観客席からの叫び声は威圧感を持って響き渡る。サッカースタジアムとは全てこうあるべきだ。
(文:ショーン・キャロル)
【了】