4位:IAIスタジアム日本平
【写真:Getty Images】
使用クラブ:清水エスパルス
入場可能数:19,695人
日本平にはサッカースタジアムに必要なものがほぼ全て揃っている。美しい舞台設定も、観客席に近いピッチも、歴史を感じさせる空気も。清水エスパルスはJリーグの草創期以来タイトルへの挑戦から遠ざかっているが、ホームタウンを見下ろす高地に誇らしげに立つ歴史的本拠地の周辺にはその栄光の残響が今もこだましているかのようだ。
そして極めつけは富士山を見渡す眺め。スタジアム巡りの愛好者にとって外すわけにはいかない場所だろう。
3位:サンプロアルウィン
【写真:編集部】
使用クラブ:松本山雅FC
入場可能数:20,336人
アルウィンのような雰囲気を作り出せるスタジアムは日本でも稀。信州スカイパークの丘を登っていくと、松本山雅FCのホームグラウンドは灯台のような存在感を持つ。
基本的には屋根のないスタジアムであるにもかかわらず、会場内の音量は特筆に値する。日本のサポーターは90分間を通してチームへの後押しを続けるとして称賛されることが多いが、山雅のファンは本能的にそれを実行しており、この会場はアウェイチームが本当の意味でアウェイ感を味わわされる日本国内では数少ないスタジアムのひとつとなっている。
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