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ラツィオを首位に導いたシモーネ・インザーギ、兄も成し得なかったCLでの“1試合4得点”【CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

シモーネ・インザーギ
【写真:Getty Images】

 土曜日に行われたボローニャとの試合に勝利を収めたことで、ラツィオがついにセリエAの首位に浮上した。ユベントスの試合が新型コロナウイルスの影響によって延期されたこともあり、暫定ではあるが順位表のトップに位置している。

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 そのラツィオを率いているのはシモーネ・インザーギ監督。2016年からこのチームの指揮を執る43歳の同監督は、現役時代にもラツィオなどで活躍したストライカーだった。

「インザーギ」といえばやはり、あまりにも偉大な兄フィリッポ・インザーギ氏がまず頭に浮かぶ。セリエAでもイタリア代表でもフィリッポ氏の方が圧倒的な実績を残したことは否めないが、シモーネ氏も兄の成し得なかった偉業を達成している。チャンピオンズリーグ(CL)での“1試合4得点”という記録だ。

 リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドなどを含め、28年間の大会の歴史で13人しか達成していないこの記録をシモーネ氏が刻んだのは2000年3月。2次リーグ第5節でラツィオがマルセイユに5-1の勝利を収めた試合だった。イタリア人選手としては現在までに唯一の達成者でもある。

 シモーネ氏の活躍もあり2次リーグを突破したラツィオは準々決勝進出を果たし、CLにおける現時点でのクラブ最高成績となっている。またこのシーズンには、現時点で最後のセリエA優勝および国内2冠も成し遂げた。クラブの黄金期を知る男は、20年を経て再びラツィオを栄光に導くことができるだろうか。

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