【写真:Getty Images】
現時点では無観客試合として現地時間3月1日に行われることが決定しているセリエAのユベントス対インテル戦だが、延期となる可能性も依然として消えてはいないようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が29日に伝えた。
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欧州では最も新型コロナウイルスの感染が拡大し、これまでに21人の死者と800人以上の感染者が出ていると伝えられるイタリア。サッカー界も大きな影響を受けており、先週末にはセリエA第25節の4試合が延期となった。
今週末の第26節では首位ユベントスと3位インテルが対戦する大一番が組まれていることもあり、対応が注目されていた。ユベントス側は日曜日に予定される試合を月曜日に延期することを望んでいたようだが、この試合を含めた第26節の5試合を無観客試合として開催することが28日までに決定された。
しかし、今後再び状況が変化する可能性もあるかもしれない。『ガゼッタ』によれば、イタリア政府は無観客試合の開催ではなく延期を望んでいるという。ユベントス対インテル戦は世界各国でテレビ中継されるが、観客のいないスタジアムが映し出されることはイタリアサッカーのみならず、新型コロナウイルスの対応に苦慮するイタリア自体のネガティブなイメージ拡散に繋がってしまうというのがその理由だ。
だが延期となった場合、シーズン終盤の過密日程の中に代替開催日を組み込むことが大きな問題となる可能性も指摘されている。前節の試合も延期され、ヨーロッパリーグおよびコッパ・イタリア(イタリア杯)でも勝ち進んでいるインテルは特に厳しい状況となる。
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