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元レアルのリーズGKに8試合出場停止処分。相手選手に人種差別発言の疑い

text by 編集部 photo by Getty Images

キコ・カシージャ
【写真:Getty Images】

 イングランド・チャンピオンシップ(2部)のリーズ・ユナイテッドに所属するスペイン代表GKキコ・カシージャは、相手選手に対する人種差別的な罵倒を行ったとして8試合出場停止および罰金6万ポンド(約830万円)の処分を下された。28日にイングランドサッカー協会(FA)から発表が行われている。

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 問題視された行為が起こったのは昨年9月に行われたチャンピオンシップ第9節のチャールトン戦。この試合でカシージャがチャールトンのU-20イングランド代表FWジョナサン・レコに対して不適切な発言を行ったとして、FAは11月に同選手を処分対象とすることを発表していた。

 クラブは「あらゆる差別に反対する」との立場を表明しつつ、カシージャは一貫して問題発言を否定し続けていると主張。FAの判断基準は適切ではないとの考えを示した。カシージャ自身もSNSの公式アカウントで声明を出し、「非常にショックを受けている。有罪判決が実際の出来事を明確に反映しているとは思えない」と不満を訴えている。

 現在33歳のカシージャはエスパニョールやレアル・マドリードでプレーしたあと2019年1月にリーズに加入。今季はここまでリーグ戦全35試合に先発フルタイム出場していた。リーズはリーグ最少失点で2位に位置し、17シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を狙える状況にあるが、シーズン終盤戦にかけて守護神を欠いての戦いとなる。

【了】

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