世界最高のファンタジスタ
【写真:Getty Images】
MF:ロベルト・バッジョ(イタリア)
生年月日:1967年2月18日(53歳)
ユベントス在籍:1990年~1995年
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今なお多くの人々の記憶に残る世界屈指のファンタジスタ。優れたテクニックと創造性豊かなパスやシュートで数々の伝説を生み続けてきた人物であり、「イタリアの至宝」や「偉大なるポニーテール」と称された。多くの人が記憶しているのは、1994年に行われたアメリカワールドカップだろう。バロンドーラーとして活躍が期待されていたロベルト・バッジョはイタリア代表を決勝まで導いたが、ファイナルのブラジル代表戦でPKを外してしまった。うつむくバッジョの姿は、サッカー界の歴史の1ページに刻まれることになった。
そんなバッジョがユベントスにやって来たのは1990年のこと。フィオレンティーナから当時の世界最高額となる移籍金での加入となった。背番号「10」を継承したバッジョは、セリエA、コッパ・イタリア、UEFAカップなど、数多くのタイトルをチームにもたらしてきた。自身も1993年にバロンドールを受賞。1995年に退団するまで、200試合で115得点を叩き出している。
ボローニャで頭角を現したMF
【写真:Getty Images】
MF:ジャンカルロ・マロッキ(イタリア)
生年月日:1965年7月4日(54歳)
ユベントス在籍:1988年~1996年
1982年、当時はセリエBを主戦場としていたボローニャで選手キャリアをスタートさせ頭角を現したMF。その活躍が認められ、ユベントスに加入したのは1988年のことで、加入1年目はオレクサンドル・ザバロフが同クラブの「10番」を背負っていたが、翌シーズンに同選手が背番号を「9」へと切り替えたことで、ディノ・ゾフ監督の下、このマロッキがビアンコネロの「10番」を身に付けることになった。
ボックス・トゥ・ボックス型のMFであった同選手は、セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ、UEFAカップ制覇を経験するなど、ユベントスで数多くのタイトルを手にしてきた。しかし、シーズンが進むにつれ出場機会を失っていったマロッキは、1996年に古巣・ボローニャに復帰。それから4年後の2000年に現役引退を決断している。現在は解説者としてサッカー界に携わっている。