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チェルシー対バイエルン、予想スタメン&プレビュー。破壊力抜群のドイツ王者をどう封じる?【欧州CLラウンド16】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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 2011/12シーズン王者のチェルシーと12/13シーズン王者のバイエルンの対戦が実現した。過去に4度対戦した成績は1勝1敗2分でイーブン。ラウンド16屈指の好カードとなった一戦の1stレグはチェルシーのホーム、スタンフォード・ブリッジで行われる。

 ホームのチェルシーは無失点に抑えたいところだが、ドイツ王者はグループリーグで最多の24得点をマークしている。トッテナム戦に続き、ビッグマッチで使うことの多い3バックを採用することとなれば、中央でプレーするアンドレアス・クリステンセンのパフォーマンスがカギを握るだろう。

 今季はケガもあり、ベンチを温める機会が多かったクリステンセンだが、年が明けてからは最終ラインに定着している。マンチェスター・ユナイテッド戦で鼻骨を骨折して前半のみで退いたが、トッテナム戦ではフェイスガードをつけてフル出場を果たした。

 クリステンセンは、2年間プレーしたボルシア・メンヒェングラートバッハでバイエルンと対戦して勝利を挙げている。14年夏までシュトゥットガルトでプレーしたアントニオ・リュディガーもバイエルンと5度対戦しており、ロベルト・レバンドフスキやミュラーといったFW陣とも対峙している。

 エヌゴロ・カンテとクリスティアン・プリシッチは復帰できていないが、昨年5月にアキレス腱断裂の大ケガを負ったルベン・ルフタス=チークはトッテナム戦でベンチ入り。テストマッチでもプレーしており、バイエルン戦では救世主となる可能性もあるだろう。

 ロンドンへ赴くバイエルンは、前人未到の8連覇を目指すブンデスリーガで熾烈な首位争いを演じている。昨季は逆転優勝で国内2冠を達成したニコ・コバチ監督は、昨年11月2日の古巣・フランクフルト戦で大敗を喫して解任された。一時は7位まで順位を落としたが、直近では8勝1分けという成績で順位を上げ、ライプツィヒを1ポイント差で抜いて首位に躍り出ている。

 リーグ戦6試合に欠場していたハビ・マルティネスは、チームの練習に復帰。10月22日のオリンピアコス戦で右足首の内側側副靭帯部分断裂を負ったリュカ・エルナンデスは、21日のパーダーボルン戦で復帰後初めて先発出場している。シーズン終盤に向けて、役者は揃いつつある。

 もちろん勝利するに越したことはないが、最低でもアウェイゴールは欲しい。リーグ戦25得点のレバンドフスキ、14アシストのミュラー、直近2試合で3得点2アシストをマークするニャブリが、チェルシーの屈強なDFを相手にどのような活躍を見せたいところだ。

【了】

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