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マンU失落のワーストイレブン。ファーガソン退任後に獲得したヘンテコリンな選手たち【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】

サー・アレックス・ファーガソンが2013年に監督を退任して以降、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグのタイトルを獲ることができていない。その一因はつたない補強戦略にあると考えられるだろう。そこで、強化担当責任者を務めるエドワード・ウッドワードがユナイテッドに連れてきた選手の中から、プレミアリーグの論客、粕谷秀樹氏がワースト11を選んでいく。(文:粕谷秀樹)

シリーズ:粕谷秀樹のプレミア一刀両断 text by 粕谷秀樹 photo by Getty Images

ファーガソン退任後のお買い物

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【写真:Getty Images】

 お買い物、マジ下手です。奥さまが倹約家だったら、あるいは目利きだったら、とっくの昔に三行半を叩きつけられていたでしょう。

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 ソフトな出だしになったものの、はらわたは煮えくり返りまくっている。えっ、誰のことかって!? マンチェスター・ユナイテッドの全権副会長にして強化担当責任者、あのエドワード・ウッドワードに決まっているじゃないか。移籍市場でターゲットを取り逃がし、慌ててヘンテコリンな選手を買ってくる。しかも超高額!!

 もちろん、サー・アレックス・ファーガソンも失敗した。ドン・ファンジョウとかベベとかマッシモ・タイービとか、「Who are you?」と首を傾げる獲得もあった。しかしウェイン・ルーニー、リオ・ファーディナンド、ネマニャ・ヴィディッチ、ロビン・ファンペルシ―、マイケル・キャリック、わずか100日間の契約ながらフットボールに取りくむ真摯な姿勢で多大に貢献したヘンリク・ラーションなど、成功例を挙げていくと枚挙に暇がない。一方ウッドワードは暇だらけだ。そこで彼の罪状を明らかにしつつ、ワースト11を選んでみた。

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