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アタランタ対バレンシア、予想スタメン&プレビュー。実力は拮抗、ゲームのカギは「小さな巨人」が握る【欧州CLラウンド16】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

バレンシアの予想先発メンバー

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システム:4-4-2

▽GK
ハイメ・ドメネク

▽DF
ムクタール・ディアカビ
エリアキム・マンガラ
ホセ・ルイス・ガヤ
ダニエル・ヴァス

▽MF
ジョフレー・コンドグビア
ダニエル・パレホ
フェラン・トーレス
カルロス・ソレール

▽FW
マキシ・ゴメス
ゴンサロ・ゲデス

 チェルシー、アヤックス、リールと曲者揃いのグループリーグで首位に立ったバレンシアは、2012/13シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)・ベスト16入りを果たした。シーズン途中にマルセリーノ・ガルシア監督を突如解任するなど、クラブが大きく揺れた時期もあったが、難しいグループを首位という結果で終えたことは大きな自信に繋がったはずだ。

 そんなバレンシアだが、ここ最近のリーグ戦では安定感を欠いている。第20節で下位に沈むマジョルカに1-4で大敗したかと思えば、翌第21節ではバルセロナに2-0と完勝。その後セルタにも勝利を収めたが、第23節のヘタフェ戦で0-3の大敗を喫するなど、なかなか継続して勝ち点を伸ばせない状況が続いている。とくにアウェイ戦に弱く、リーグ戦では現在、敵地で3試合連続未勝利中。アタランタとの1stレグに向け、このあたりは不安だ。

 アタランタ戦の予想スタメンは上記の通り。怪我人が多く、ベストメンバーを組めないのが現状だ。とくにDFラインに負傷者が多く、GKヤスパー・シレッセン、DFエセキエル・ガライ、DFガブリエル・パウリスタ、DFクリスティアーノ・ピッチーニが離脱中。さらに、MFフランシス・コクランやFWロドリゴ・モレノ、FWケビン・ガメイロ、MFデニス・チェリシェフなどが起用できるかわからない状況だ。このあたりは大きな痛手となるだろう。

 守備陣に多くの負傷者を抱え、かつアタランタという屈指の攻撃力を誇るクラブに立ち向かわなければならないバレンシア。DFムクタール・ディアカビやDFエリアキム・マンガラも決して力がないわけではないが、一瞬の隙を突かれ簡単に崩れてしまうことも少なくなく、このあたりはやはり不安である。アタランタの高い強度にどこまで耐えきることができるかが、アウェイで結果を残す上でのカギとなるだろう。

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