【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、出場禁止処分により来季のチャンピオンズリーグ(CL)に出場できなかったとしても、出場した場合と同様に選手たちへのボーナスを支払うことを余儀なくされるかもしれない。英紙『デイリー・メール』が17日に伝えた。
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シティはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定に違反したとして、先週欧州サッカー連盟(UEFA)から同連盟主催の大会への2年間出場禁止および罰金3000万ユーロ(約36億円)の処分を下された。クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)への上訴を行う構えだが、処分が確定すれば来季のCLやヨーロッパリーグには出場できない。
所属する選手たちの契約には、基本となる報酬に加えて、チームがCL出場権を獲得した場合などに一定額のボーナスが上乗せされる条項が設定されている場合も多い。たとえばMFケビン・デ・ブルイネは、CLに出場できなければ年間報酬の10%以上を失うことになると母国ベルギーで報じられていた。
だがチームの成績ではなくクラブの不正によりCL出場権を獲得できず、本来であればほぼ確実に達成できたはずのボーナス条件を達成できなかったとすれば、選手側の不満は想像に難くない。実際のところシティは、すでにこの問題の対応に向け選手や代理人と連絡を取り合っているという。
最終的にはCLに出場した場合のボーナスに代わる補償金をクラブが支払わざるを得ないのではないかとの見通しも伝えられている。CL出場により得られる巨額の収益を失う一方で選手へのボーナス相当額は負担するとすれば、クラブの財政面に大きな痛手となりそうだ。
【了】