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元マンUのレジェンドGKが87歳で死去。“ミュンヘンの悲劇”で人命救助の英雄

text by 編集部 photo by Getty Images

ハリー・グレッグ
【写真:Getty Images】

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元北アイルランド代表GKのハリー・グレッグ氏が87歳で死去した。英『BBC』など複数メディアが伝えている。

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 グレッグ氏は北アイルランドのコールレーンの病院で16日に死去したことが同氏の基金を通して明らかにされた。「愛する家族に囲まれて病院で穏やかに息を引き取った」と発表が行われている。

 1932年生まれのグレッグ氏はドンカスター・ローヴァーズで活躍したあと、1957年12月にGKとしては当時の最高額となった移籍金でユナイテッドに加入。10シーズンにわたって在籍し、公式戦247試合に出場した。

 ユナイテッド加入2ヶ月後の1958年2月には、同クラブ所属の選手らも犠牲となった飛行機墜落事故「ミュンヘンの悲劇」が起こった。搭乗者44名中23名が命を落としたこの事故の際、グレッグ氏はチームメートや乗客の乳児らを機体から救助し、「ミュンヘンの英雄」と称えられた。

 北アイルランド代表としても1954年から64年にかけて通算25試合に出場。1958年FIFAワールドカップではチームの全4試合でゴールを守り、投票により大会ベストイレブンに選出された。

【了】

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