【写真:エストレマドゥーラ公式サイトより】
スペイン2部のエストレマドゥーラは12日、フリーとなっていた39歳の中国人MFガオ・レイレイが同クラブに加入することが決定したとして発表を行った。
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1980年生まれのガオ・レイレイは中国の北京国安やニュージーランド、フィンランド、アメリカのクラブでプレーしたあと2011年には30歳で一旦現役を引退。だがその5年後にスペイン3部のコルネジャで現役復帰を果たした。
昨年8月には39歳でスペイン2部のポンフェラディーナと半年契約を交わし、スペインメディアでは驚きを込めて報じられていた。中国では高い人気を誇るという同選手は多くのスポンサーを伴って契約し、その恩恵によりサラリーキャップの枠を広げられたポンフェラディーナは新たに別の選手を加えることも可能になったとされている。
12月にはポンフェラディーナの地元をPRするビデオに出演し、「アンバサダー」として活動していることも注目されていた。ピッチ上での活動としてはコパ・デル・レイ(国王杯)1試合に出場したが、リーグ戦に出場することはなく契約満了により退団していた。
次なる所属クラブは、同じスペイン2部のエストレマドゥーラに決まった。クラブの発表によれば、ガオ・レイレイは契約と同時に母国の新型コロナウイルス対策のため10万人民元(約158万円)の寄付を行ったとのこと。また、クラブからもウイルス防護用の物資10ケースを届けると発表されている。
スペイン紙『マルカ』によれば、ガオ・レイレイは「サッカーに年齢はない」「ショーをしに来たわけではない」とコメントし、プレーで貢献するための加入だと強調。クラブ公式サイトも同選手が「フィジカルコンディションを保っており、戦術面・技術面で他のメンバーと同じレベルの働きができる」と述べている。
エストレマドゥーラには元U-22日本代表のGK山口瑠伊も所属しており、今季リーグ戦1試合に出場している。チームは現在セグンダ・ディビシオン(2部)で降格圏の22チーム中20位と苦しい状況にある。
【了】