【写真:Getty Images】
ポルトガル1部リーグの第20節が現地9日に行われ、アウェイに乗り込んだポルティモネンセは強豪スポルティングCPに1-2で敗れた。
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しかし、今季のリーグ戦初出場を果たしたポルティモネンセの日本代表GK権田修一には比較的高い評価が下されている。現地紙『ア・ボラ』は10点満点の採点で、同選手に「6」を与えた。これは「4」や「5」が目立つ中でも、アシストを記録したDF安西幸輝や先制点を挙げたFWジャクソン・マルティネスに並ぶ評価だ。
また、『オ・ジョーゴ』紙はジャクソン・マルティネスの「7」に次ぐ、チーム2位タイの「6」を権田に与えた。寸評では「彼が見せた3つの素晴らしいセーブは、ポルティモネンセが最後まで戦うのを助けた」と記されており、今季初出場は好印象を残すのに十分なパフォーマンスだった。
権田は開始3分でスポルティングのMFロドリゴ・バッタリアの至近距離のヘディングシュートを左手1本で弾き出した。また、66分にはFWルシアーノ・ビエットとの1対1を制し、再び至近距離からのシュートを阻止。81分にもFWゴンサロ・プラタのボレーシュートを鋭い反応でかき出した。
31分にはDFジェレミー・マテューに直接フリーキックを叩き込まれ、72分の2失点目の場面では相手選手のヘディングでの折り返しについていききれず、味方のオウンゴールが生まれてしまった。スポルティングに21本のシュートを浴びた中、4本の枠内シュートのうち3本を止めた権田の活躍がなければポルティモネンセは大敗していてもおかしくなかっただろう。
ポルティモネンセは1月にアントニオ・フォーリャ監督が辞任してから、正式な後任が決まらないまま戦っている。まもなくスポルティングやパソス・デ・フェレイラ、ヴィトーリア・ギマランイスでの指揮経験を持つパウロ・セルジオ氏が新監督に就任する見込みだが、権田は新体制で信頼を勝ち取り、ポルティモネンセの1部残留に貢献できるだろうか。
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