【写真:Getty Images】
【横浜F・マリノス 3-3(PK戦2-3) ヴィッセル神戸 FUJI XEROX SUPER CUP】
FUJI XEROX SUPER CUP2020の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸戦が8日に行われ、PK戦の末に神戸が勝利を収めた。そのPK戦では、両チームの選手が9人連続でシュートを失敗するというきわめて珍しい事態となった。
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シーズン開幕を告げる一戦は派手な打ち合いとなり、90分間を3-3のスコアで終了。両チームが持ち味を発揮した好勝負の行方はPK戦に委ねられることになった。
先行横浜FM、後攻神戸で行われたPK戦では、両チームともに2人目までは全て成功。前者はチアゴ・マルチンスと扇原貴宏、後者はアンドレス・イニエスタと田中順也がいずれも冷静にシュートを流し込んだ。
だがそこからの展開は全くの予想外。横浜FMのエジガル・ジュニオのシュートがGK飯倉大樹の好守に阻まれたのに続いて、神戸は小川慶治朗のシュートが左ポスト直撃。横浜FMの水沼宏太はクロスバーの上へ外す、神戸の西大伍はGK朴一圭にストップされた。
横浜FMは5人目の松原健もクロスバーに当てて失敗。決めれば勝利となる神戸の大崎玲央も枠を捉えられず、サドンデスの6人目に突入した。だが横浜FMの和田拓也のシュートもセーブされ、神戸のベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンまでもが枠を外してしまう。
横浜FMは7人目の遠藤渓太もシュートをバーに当て、これで両チーム合わせて9人連続の失敗。サッカー史上稀に見る異常事態となったが、最後は神戸7人目の山口蛍がゴール右へのシュートを決めて歴史的一戦に終止符を打った。
【了】