【写真:Getty Images】
【横浜F・マリノス 3-3(PK戦2-3) ヴィッセル神戸 FUJI XEROX SUPER CUP】
FUJI XEROX SUPER CUP2020の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸戦が8日に行われ、90分間を3-3の同点で終了。PK戦を3-2で制した神戸が優勝を飾った。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
新シーズンの開幕を告げる初の公式戦が埼玉スタジアム2002で開催。昨季15年ぶりのJ1制覇を成し遂げた横浜FMと、天皇杯優勝でクラブ史上初タイトルを獲得した神戸が激突した。
横浜FMは昨季J1でダブル得点王に輝いた仲川輝人とマルコス・ジュニオールのほか、新加入のFWオナイウ阿道らが先発。神戸もMFアンドレス・イニエスタらとともに新加入のFWドウグラスがスタメン入りを果たした。
前半21分にはドウグラスの落としたボールからイニエスタが決定的なシュートを放ったが、ゴール前で横浜FM守備陣がブロック。このプレーで獲得したCKからドウグラスのヘディングがネットを揺らしたがオフサイドでノーゴールと判定された。
だが27分には神戸に先制点が生まれる。左サイドからエリア手前に持ち込んだイニエスタがボールを軽く浮かせてDF2人の間を通す絶妙なスルーパスを通し、これを受けたドウグラスが右ポストギリギリへの左足シュートを叩き込んで移籍後初得点を挙げた。
横浜FMも強力攻撃陣が昨季に続いての怖さを発揮し、36分には同点に追いつく。ゴール前にこぼれたボールに仲川が飛び込み、GK飯倉大樹と交錯して浮き上がったボールにM・ジュニオールがダイビングヘッドで飛び込んだ。
しかしそのわずか4分後には再び神戸が勝ち越し。横浜FMのGK朴一圭がDFチアゴ・マルチンスにボールを渡したあと、マルチンスは朴へのリターンを試みたがFW古橋亨梧がインターセプト。無人のゴールへのシュートを流し込み、神戸が2-1のリードで前半を折り返した。
後半開始直後にもドウグラスが決定機を迎えた神戸だが、その後は横浜FMが反撃。54分には左サイドのFWエリキからの折り返しにMF扇原貴宏が合わせ、GKの頭上を抜くシュートで2-2の同点とする。
69分にはエリア右に侵入したイニエスタのクロスがDFに止められたこぼれ球をMF山口蛍が蹴り込んで神戸が3回目のリードを奪う。だがその4分後、横浜FMもFW遠藤渓太の折り返したボールをエリキが押し込み、またも試合を振り出しに戻してしまった。
その後も両チームに決定的なチャンスが相次いだが3-3のスコアでタイムアップ。延長戦無しで行われたPK戦も波乱の展開となり、両チームの3人目から6人目までが全て失敗してしまう。先行横浜FMの7人目も失敗したあと、最後は山口蛍がついにゴールネットを揺らし、3-2で神戸に軍配が上がった。
【得点者】
27分 0-1 ドウグラス(神戸)
36分 1-1 マルコス・ジュニオール(横浜FM)
40分 1-2 古橋亨梧(神戸)
54分 2-2 扇原貴宏(横浜FM)
69分 2-3 山口蛍(神戸)
73分 3-3 エリキ(横浜FM)
【了】