オーストリアカップ準々決勝のザンクト・ペルテン対ヴァッカー・インスブルック戦が現地時間7日に行われ、3-3からPK戦を制したヴァッカー・インスブルックが準決勝進出を果たした。MF財前淳は先制点を挙げるなどチームの勝利に貢献した。

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　現在20歳の財前は京都サンガF.C.U-18から2018年夏にヴァッカー・インスブルックへ移籍。チームが1部リーグに在籍していた昨季はセカンドチームでプレーしていたが、今季は2部に降格したトップチームでプレーし、これまでにリーグ戦12試合に出場して4得点を挙げている。

　ウィンターブレイク明けの初戦となったカップ戦には先発で出場し、前半41分に先制ゴールを記録。右サイドの味方選手からのクロスにペナルティーエリア内で合わせ、右足バックヒールでの巧みなシュートをゴール左に流し込んだ。クラブ公式ウェブサイトも「ドリームゴール」と称えている。

　その後両チームはゴールを奪い合い、90分間を2-2、延長戦を3-3のスコアで終了。PK戦でも4人目のキッカーを務めた財前はシュートを成功させ、ヴァッカー・インスブルックが5-3での勝利を収めた。

　オーストリアカップ準々決勝にはMF奥川雅也の所属するザルツブルクも勝ち残っており、9日に2部のアムステッテンと対戦する。

【了】