【写真:Getty Images】
フランス1部のマルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹はフランスメディア『Brut』のインタビューに答え、欧州でのこれまでの経験や日本との文化の違い、今後への見通しなどについて語った。
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2012年夏に柏レイソルからハノーファーへ移籍した酒井は、これまでドイツで4シーズン、フランスで4シーズンを戦ってきた。だが「日本人なので、まずマイナスからスタート」と周囲から受けてきた厳しい評価を振り返っている。
「どこの国でもそうですけど、日本人に対する評価はまだまだ低いもので、簡単ではない道のりでした」と酒井。それでも2ヶ国のクラブでレギュラーポジションを獲得し、主要リーグで戦い続けてきたことについては「自分がやってきたことは間違いではなかった」と誇っている。
フランス屈指の名門クラブであるマルセイユでも不動のポジションを確固たるものとし、メディアやファンからも高く評価される存在となった。だが今季は引き続きレギュラーとしてプレーしながらも、低調なパフォーマンスが批判の対象ともなっている。
欧州でプレーするという「夢は叶ったので、この時間がどれだけ続くか。毎回結果を出さないといけないという、強い気持ちでやらないといけない」と酒井は語る。「そうでなければ日本に帰るという選択肢も考えなければいけない。こっちにしがみつくというのではなくて、活躍しに来ているので。活躍できなかったら帰る。そういう切り替えというかメリハリを持たないとやっていけない」と続けた。
欧州で8年近くを過ごして29歳となった今、日本復帰という可能性にも言及した酒井。だが苦しいシーズンの中で弱気になっているということではなく、良い意味でリラックスして挑戦を続けていくという決意表明なのかもしれない。
【了】