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欧州サッカー、冬の主要移籍まとめ(2)。南野拓実が世界王者の一員に! エリクセンはセリエA初上陸

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

エル・ピストレロ

クシシュトフ・ピョンテク
【写真:Getty Images】

FW:クシシュトフ・ピョンテク(ポーランド代表)
生年月日:1995年7月1日(24歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/4得点0アシスト(ミラン)
移籍先:ミラン→ヘルタ・ベルリン(移籍金:約32億円)

 クシシュトフ・ピョンテクの名が世界に広まったのは昨季のこと。KSクラコビアからジェノアに加入した同選手は、セリエAで開幕から7試合連続ゴールを記録するなど大爆発。その活躍が認められ、わずか半年でジェノアに去り、ミランに加入している。

 イタリアの名門へのステップアップを果たしたピョンテクは、イタリアの名門でも活躍。相手の死角に入り、そこから一気にボールに絡む動き出しが冴え、リーグ戦では最終的に18試合で9得点1アシストの成績を収めた。セリエAではジェノア在籍時を含め22ゴールを挙げ、得点ランキングではファビオ・クアリャレッラ、ドゥバン・サパタに次いで3位につけている。

 しかし、今季はポーランド人FWにとって難しいシーズンとなった。背番号9を身に着けるなどエースとして活躍が求められたピョンテクだが、なかなかゴールを奪うことができず。チームの成績も厳しいものとなっており、批判の的となることも多かった。さらに、ミランはその状況を打破するため、今冬にズラタン・イブラヒモビッチを獲得。ピョンテクは元スウェーデン代表FWに、完全に定位置を奪われる形となった。

 そして、今季リーグ戦でわずか4得点という成績に終わったピョンテクは、先月30日、ヘルタ・ベルリンに完全移籍することが決まった。移籍金はクラブ史上最高額となる2700万ユーロ(約32億円)となっている。ジェノアでの活躍からミランでの不振まで、まるでジェットコースターのような時を過ごしたピョンテクだが、ドイツの地で復活を果たすことができるか。

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