【写真:Getty Images】
すでに生ける伝説となったバルセロナのリオネル・メッシ。初めて国際舞台でその実力を見せつけたのは、2005年にオランダで開催されたFIFAワールドユース(現U-20ワールドカップ)だった。
この大会に先立つ2004/05シーズンにバルサでトップチームデビューを飾ったメッシは当時のクラブ最年少記録となる初得点もマーク。レギュラーに定着するのは翌年からだったが、早くもその才能を披露し、非常に将来有望な若手選手として注目度を高めていた。
U-20アルゼンチン代表の一員としてワールドユースに出場した時メッシは17歳であり、大会中に18歳の誕生日を迎えた。チーム内ではセルヒオ・アグエロに次いで2番目に若い選手だったが、エースとしてアルゼンチンを大会制覇へ導くことになった。
グループリーグでは第2節のエジプト戦で先制点を記録。決勝トーナメントでは4試合全てでゴールネットを揺らし、計6得点で大会得点王と最優秀選手のタイトルも手中に収めた。
守備陣を振り切るスピードや華麗なボールタッチ、冷静なPKや正確なミドルシュートなど、世界のサッカーファンが見慣れたプレーはこの頃からすでに高い完成度。15年前もメッシはやはりメッシだった。