【写真:Getty Images】
35歳となった現在も、日本のヴィッセル神戸でサッカーファンを楽しませ続けているアンドレス・イニエスタ。その稀代の名手がバルセロナ時代に披露したプレーが改めて大きな注目を集めている。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の公式ツイッターアカウントが先月28日に投稿した、わずか10秒ほどの短い動画。そこにはイニエスタの最大の持ち味のひとつだと言える驚異的なキープ力が存分に表現されている。
動画は2012/13シーズンCLのスパルタク・モスクワ戦での一場面だ。左タッチライン際でボールを受けたイニエスタはダブルタッチであっさりと相手一人をかわしたあと、2人目のタックルも回避。ゴールラインを割ろうとするボールを軽やかなターンで止めると、再び飛び込んできた相手選手を足裏の華麗なタッチでかわし、さらにもう一度後方から迫ってきた相手の股間を抜く。最後までボールを失うことなく味方選手へ繋げてしまった。
この動画は現時点で約1万3000件のリツイートと約7万4000件の「いいね」を集める大反響。絶賛のコメントも数多く寄せられている。
この冬には他国クラブへの移籍なども噂されたイニエスタだが、スペインメディアに「神戸で引退したい」と語り、少なくとも契約の残るあと2年はプレーを続行する意志を示している。このレジェンドのプレーを見続けることができる日本のファンを、世界中のサッカーファンが羨んでいることだろう。