【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也は、イタリア・セリエAのサンプドリアへ移籍することが移籍市場最終日の1月31日に発表された。7年半を過ごしたイングランドを離れ、イタリアで新たな挑戦をスタートさせる。
吉田のサンプドリア加入について伝えるイタリアメディアでは、事前に話題となっていなかったこともあり「サプライズ」の文字が目立つ。だがプレミアリーグで実績あるベテラン選手ということもあり、おおむね効果的な補強として評価されているようだ。
伊紙『トゥットスポルト』では、この冬にセリエAのクラブに加入した選手たちによる「新戦力ベストイレブン」の一人に吉田を含めた。ミランに加入したFWズラタン・イブラヒモビッチ、インテルに加入したMFクリスティアン・エリクセンやアシュリー・ヤングらのビッグネームとともに名を連ねている。
だが同紙による移籍市場の総括記事では、ナポリからサンプドリアにレンタルで復帰したDFロレンツォ・トネッリをセンターバックの新たなレギュラー候補として予想フォーメーションに入れる一方で吉田は含めていない。『メディアセット』でもサンプドリアの冬の補強としてトネッリの名前を最初に挙げた。だが吉田についても「大きな補強になるかもしれない」と期待を示している。
地元メディア『テレノルド』では、サンプドリアの冬の補強を「大きな動きのない移籍市場」と総評。「トネッリと吉田は良いレベルのDFであり、シーズン前半に守備陣が見せた多くの問題をカバーできるかもしれない」と期待しつつも、全体的には控えめな補強にとどまったとの見方を示している。
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