【写真:舩木渉】
モンテネグロ1部のFKイスクラは1月31日、元日本代表MF加藤恒平が同クラブに加入することが決定したと発表した。
現在30歳の加藤は2012年にJ2のFC町田ゼルビアでプレーしたあと欧州へ渡り、モンテネグロ、ポーランド、ブルガリアと東欧を渡り歩く異色のキャリアを過ごしてきた。ブルガリアのベロエに所属していた2017年にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表に“サプライズ招集”を受けたこともあった。
2018年3月には日本に帰国しJ1のサガン鳥栖に加入したが、公式戦5試合の出場にとどまり1年で退団。その後は再び欧州での挑戦をスタートさせ、昨年3月から7月まではポーランド3部のヴィジェフ・ウッチ、10月からはジブラルタル1部のセント・ジョセフスFCでプレーしていた。
モンテネグロでは2013年から2015年までFKルダル・プリェヴリャに所属し、リーグ優勝に貢献してベストイレブンに選出されるなどの活躍をみせた。以来4年半ぶりのモンテネグロ復帰となる。「EL(ヨーロッパリーグ)を狙って頑張ります」と加藤はイスクラ加入に際してコメントしている。
リーグ公式サイトによれば、イスクラは現在モンテネグロ1部リーグで首位と12ポイント差の3位。優勝チームは来季チャンピオンズリーグ予選、2位と3位チームは来季EL予選の出場権を獲得することができる。
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