【写真:Getty Images】
元日本代表の本田圭佑は、ブラジルのボタフォゴに加入することが1月31日に発表された。自身初となる南米クラブでの新天地デビューに注目が集まることになりそうだ。
ブラジルの国内サッカーのシステムは他国とは大きく異なり複雑だが、ごく単純に言えば1年の前半には州選手権、後半には全国選手権が開催される。ボタフォゴは現在カンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ州選手権)を戦っている。
そのカンピオナート・カリオカは「グアナバーラ杯」と「リオ杯」のいわば前後期制となっており、現在はその前者を開催中。6チームで構成されるグループAで4位に位置するボタフォゴは、残り2試合の結果次第で2位以内に浮上して準決勝へ進むことができる可能性もある。
グループの残り2試合は2日のヴァスコ・ダ・ガマ戦と9日のフルミネンセ戦だが、本田が出場することはまだなさそうだ。クラブ幹部がブラジルメディアに語ったところによれば、本田はフルミネンセ戦の前にブラジルに到着し、この試合をスタンドから観戦することが見込まれるという。
チームが勝ち進むことに成功すれば、2月15日に準決勝、22日に決勝の開催が予定される。だがコンディション面なども含めて、本田がどの時点から出場可能となるかはまだ不確定だ。
その後は州選手権の後期となるリオ杯が行われる。一方でカップ戦にあたるコパ・ド・ブラジルも開催され、ボタフォゴは今月6日の1回戦でカシアスとの対戦が予定されている。
カンピオナート・ブラジレイロ(全国選手権)は5月から12月まで開催。ボタフォゴはセリエA(1部)で昨季20チーム中15位に終わったが1部の座を守っている。コパ・リベルタドーレスやコパ・スダメリカーナ(南米杯)の出場権が得られる14位以内は逃したため、今季は国内のみの戦いとなる。
【了】