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欧州サッカー、冬の移籍まとめ(1)。ノルウェーの新たな大器はドイツへ、ミランには「王様」が復帰

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

「王様」がミラノに帰還

ズラタン・イブラヒモビッチ
【写真:Getty Images】

FW:ズラタン・イブラヒモビッチ(元スウェーデン代表)
生年月日:1981年10月3日(38歳)
昨季リーグ戦成績:29試合出場/30得点7アシスト(ロサンゼルス・ギャラクシー)
移籍先:ミラン(フリー)

 数多くのビッグクラブで栄冠を手にしてきた男が、ミラノに帰ってきた。昨年12月27日、ミランはズラタン・イブラヒモビッチを獲得したことを発表。契約期間は今季終了までとなっており、シーズン終了後に契約延長オプションが付いている。背番号は21に決定。元スウェーデン代表FWにとっては2011/12シーズン以来、約7年半ぶりにミランでプレーすることになった。

 イブラヒモビッチは第18節のサンプドリア戦でセリエA再デビュー。得点やアシストといった結果を残すことはできなかったが、随所で“らしさ”を発揮している。すると翌第19節のカリアリ戦ではさっそく復帰後初ゴールもマーク。第21節のブレシア戦でも決勝点の起点となるなど、最前線で決定的な仕事を果たし続けている。全盛期に比べるとやはり運動量などは落ちているとはいえ、その研ぎ澄まされたセンスは今なお健在だ。

 さらにイブラヒモビッチは現地時間28日に行われたコッパ・イタリア準々決勝、トリノ戦でも躍動。延長後半には得点の起点となり、途中出場ながら得点も挙げ、4-2勝利の立役者となっている。ミランはイブラヒモビッチ加入後、公式戦で無敗を維持。さっそく“イブラ効果”が表れていると言えるだろう。昨季ブレイクを果たしたクシシュトフ・ピョンテクが不調の今、ミランはイブラヒモビッチのチームになりつつある。

【了】

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