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欧州サッカー、冬の移籍まとめ(1)。ノルウェーの新たな大器はドイツへ、ミランには「王様」が復帰

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フランスの未来

リュカ・トゥザール
【写真:Getty Images】

MF:リュカ・トゥザール(フランス)
生年月日:1997年4月29日(22歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/2得点2アシスト(リヨン)
移籍先:リヨン→ヘルタ・ベルリン(移籍金:約30億円) ※正式加入は来季

 数々の名手を輩出してきたフランスの名門・リヨンで注目を浴びていた守備的MF。強靭なフィジカルと豊富な運動量を武器にボールを刈り取ることができる“掃除人”であり、一瞬の隙を突くダイナミックな前線への飛び出しも魅力的な選手だ。エンゴロ・カンテやポール・ポグバら、中盤に多くのタレントを擁するフランス代表に招集された経験はないが、現在22歳と今後の成長が楽しみな存在であり、未来のレ・ブルーを担っていく選手になる可能性を秘めている。

 ヴァランシエンヌでプロデビューを果たし、2015/16シーズンよりリヨンに所属しているリュカ・トゥザールは、加入当初こそ出場機会を得ることができなかったものの、徐々にピッチ内でその才能を開花させると、2017/18シーズンにはリーグ戦37試合に出場するなどレギュラーの座を奪取。昨季はベンチを温める回数も増えたが、今季は再び不動の存在として活躍し、リーグ戦では18試合、チャンピオンズリーグ(CL)でも全試合出場を果たしている。

 そんな22歳のMFにはマンチェスター・シティも興味を示していたという噂も出ていたが、今月27日、ヘルタ・ベルリンがトゥザールを獲得したことを発表。移籍金はクラブ史上最高額となる2500万ユーロ(約30億円)となっている。なお、今季終了まではレンタルという形でリヨンに残り、来季正式にヘルタへ加入することになる。グラニト・ジャカを狙うなど中盤の選手の獲得を熱望していたヘルタからすれば、大きな補強になったと言えるだろう。

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