【写真:Getty Images】
アジアサッカー連盟(AFC)は29日、2月に開幕するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの第1節、第2節、第3節において、中国のクラブのホームゲームとして予定されていた試合を同一対戦相手とのアウェイゲームと入れ替える決定を発表した。
中国国内で猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大に対する措置としての決定となる。この決定により中国のクラブはいずれもグループリーグ開始からアウェイ3連戦を行い、その後ホーム3連戦を行う形となる。だがAFCは第4節以降の中国クラブのホームゲームについても「注意深く状況を見守った上でさらなる決定を下す」と述べ、今後の見通しが不確定であることも示している。
Jリーグ勢では横浜F・マリノスが直接の影響を受ける。3月4日に予定されていたグループH第3節の上海上港とのアウェイゲームはホームゲームに変更され、4月7日に予定されていた第4節のホームゲームはアウェイゲームに変更されることになる。
広州恒大と同じグループGに入っているヴィッセル神戸、上海申花と同じグループFに入っているFC東京は第3節までに中国でのアウェイゲームが予定されていなかったため日程に変更はない。だが他チームの対戦順の変更がグループ内の順位争いの展開に微妙に影響する可能性はあるかもしれない。
ウイルス感染の拡大は中国国内のサッカー開催にも様々な影響を及ぼしている。ACLでも28日に行われた予選プレーオフの上海上港対ブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦が無観客試合として開催されていた。
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