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東京五輪 5年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(終)。AFC U-23選手権で屈辱的最下位…進退が問われる結果に

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

AFC U-23選手権・GL第1節 U-23サウジアラビア戦

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AFC U-23選手権・GL第1節、U-23サウジアラビア代表戦のU-23日本代表スターティングメンバー

【U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表 U-23アジア選手権B組第1節】

「森保ジャパン」にとって、2020年最初の公式戦となったのがAFC U-23選手権(東京五輪アジア最終予選)であった。U-23日本代表はすでに五輪本大会行きを確定させていたとはいえ、アジアのライバル達を相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか注目が集まった。

 MF久保建英やMF堂安律などの招集が果たせなかった中、海外組からは唯一、FW食野亮太郎がメンバー入りを果たした。その他は国内組。EAFF E-1サッカー選手権で悔しさを味わった選手も何名かおり、結果だけではなく、選手個々が森保一監督にアピールできるかどうかも重要なポイントになった。

 初戦の相手はU-23サウジアラビア代表。両チームにとって重要となったこのゲームは、立ち上がりからお互い「様子見」といった展開になった。次第に日本がポゼッション、サウジアラビアがカウンターという構図になったが、全体的に動きは少なく、スコアレスで前半を終えることになっている。

 しかし、試合は後半に一気に動き出すことになる。48分、MFアブドゥルラフマン・ガリーブがドリブルで敵陣内を切り裂くと、最後はMFアイマン・アルクライフがゴール。森保ジャパンはまさかの先制ゴールを許す結果になった。

 その8分後に食野が個人で打開し同点弾を叩き込んだものの、それ以降は引いた相手に対し崩し切れない展開が続くU-23日本代表。森保監督は選手交代で流れを変えようとする動きを見せず、逆転する気配がまったくないまま、勝負は終盤に差し掛かった。

 そして悲劇は起きた。85分、DF古賀太陽のバックパスが乱れ相手に拾われると、最後は止めに入ったDF岡崎慎がペナルティエリア内でファウルを犯しPKを献上。これをガリーブに沈められ、U-23日本代表は土壇場で勝ち越しを許す結果になった。

 森保監督は慌ててMF相馬勇紀、FW田川亨介を投入するものの、時すでに遅し。短い時間では流れを変えられるわけもなく、森保ジャパンは初戦を1-2で落とす結果になった。

 1-1の状況で攻めあぐねていた流れを変えられず、選手交代も80分までに一人と、采配のミスが目立った森保監督。勝ち越しのシーンは選手のミスであったとはいえ、判断力の脆さが浮き彫りとなるゲームだった。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一 5 80分までに選手交代一人は少ない。流れを変えるならば早い時間に新たな選手を入れるべきであった

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