E-1サッカー選手権・第1節 中国戦
EAFF E-1サッカー選手権・中国戦の日本代表スターティングメンバー
【日本代表 2-1 中国代表 EAFF E-1サッカー選手権】
森保一監督はEAFF E-1サッカー選手権に向け、2019年のJリーグ・MVPに輝いたFW仲川輝人ら11名を初招集。また、東京五輪世代の選手を14名招集するなど、比較的フレッシュなメンバーを構成している。東京五輪本大会へ向けての強化はもちろんのこと、近年結果を残せていないE-1で高成績を収めることができるかどうかに注目が集まった。
そんな森保ジャパンにとって重要な初戦。相手は中国代表であった。森保一監督はこの試合で3-4-2-1のシステムを採用。MF森島司やMF遠藤渓太といった選手が先発に名を連ねている。
試合は立ち上がりから日本代表がボールを保持する展開に。この日が代表デビューとなった遠藤を中心に左サイドからの攻めを基本とし、中国代表を押し込む。一方で相手にはチャンスを与えないなど、ペースを握っていた。
そして29分には見事な連係からFW鈴木武蔵がゴールネットを揺らすなど先制点を奪取。1点リードのまま、前半を終えた。
しかし後半は前線からのプレッシャーを掛けられず、相手に最終ラインの背後を幾度となく狙われる。全体のラインは深い位置まで下げられ、決定機をなかなか作り出せない。70分にはコーナーキックからDF三浦弦太がゴールを奪いリードを広げたものの、どこか物足りなさは残った。
試合終盤は守備を固めるものの、90分に失点。試合はそのまま2-1で終了しており、日本代表は初戦を白星で終えることにはなったが、内容面で多くの課題が残るゲームとなった。
森保監督の選手交代を切るタイミングも遅く、試合の締め方も的確ではなかった。攻撃陣はシュート11本放ったものの、枠内に飛んだのはわずか2本。結果は出たが、大きく評価できるゲームではなかったのは明らかだ。この試合の森保監督の採点は以下の通り。
森保一監督 5.5 3バックを採用し勝利も、内容面は課題が多い。選手交代のタイミングも遅かった