カタール杯・アジア2次予選 キルギス戦
カタールW杯・アジア2次予選第4節、キルギス戦の日本代表スターティングメンバー
【キルギス代表 0-2 日本代表 カタールワールドカップ・アジア2次予選 第4節】
森保ジャパンにとって、2019年最後となるカタールワールドカップ・アジア2次予選。相手は一昨年のキリンチャレンジカップ2018でも対戦したキルギス代表だ。
森保一監督はこの試合でMF伊東純也やFW永井謙佑など、6-0の大勝を収めたモンゴル代表戦で活躍した選手を起用。これまでほとんどの試合で出番を得てきたMF中島翔哉を控えに置き、MF原口元気を先発に送り出すなどの変化を見せてきた。
試合は、立ち上がりからキルギス代表のペースで進む。日本代表はアウェイ一色のスタジアムとデコボコなピッチに悪戦苦闘し、なかなか相手を脅かすことができない。サイド攻撃を基本とするキルギス代表に対し全体のラインが下がってしまい、効果的な攻めをまったく展開することができなかった。
ただ、GK権田修一のファインセーブ連発もあり、相手に得点は許さなかった日本代表。そして40分、ペナルティエリア内でMF南野拓実が倒されPKを獲得すると、これを背番号9自らが沈め森保ジャパンが先制に成功した。前半はそのまま1-0で終了している。
劣勢に立たされながらも1点リードを奪った日本代表は後半立ち上がりの53分、原口が直接フリーキックを叩き込み良い時間帯に追加点を奪取。大きな1点となった。
しかし、その後は攻め手を欠いた森保ジャパン。2-0とリードも劣勢を強いられる展開自体に大きな変化はなく、ゴール前への侵入を許す場面も決して少なくはなかった。結局、試合は2-0で日本代表が勝利したものの、不完全燃焼感が残るゲームとなってしまった。
攻撃陣が奪った2ゴールはいずれもセットプレーによるもの。流れの中から崩し切れなかったのは、大きな反省点だと言える。攻撃の形は相変わらず見えず、タジキスタン代表戦同様、森保監督の采配に疑問を覚える内容となった。この試合の森保監督の采配は以下の通り。
森保一 5.5 2つのゴールはいずれもセットプレーによるもの。原口を先発で起用するなど変化を見せるのも、攻撃の形が見えず