カタールW杯・アジア2次予選 タジキスタン戦
カタールW杯・アジア2次予選第3節、タジキスタン戦の日本代表スターティングメンバー
【タジキスタン代表 0-3 日本代表 カタールワールドカップ・アジア2次予選 第3節】
6-0の大勝を収めたモンゴル代表戦から5日後、日本代表は舞台を敵地に移し、カタールワールドカップ・アジア2次予選の第3節でタジキスタン代表と対戦している。
MF中島翔哉、MF南野拓実、MF堂安律のNMDトリオが先発した森保ジャパンは、立ち上がりからボール支配率を高め相手ゴールへ果敢に向かう。しかし、タジキスタン代表選手の鋭いタックルや人工芝に苦しめられた日本代表は、なかなかゴールを奪うことができない。反対にカウンターからピンチを招くなど、手に汗握る展開となった。
タジキスタン代表は守備時、自陣に引いてブロックを築いてきたが、森保ジャパンはそこを崩せず大苦戦。森保一監督が何かを修正する気配もなく、停滞感を拭えないまま0-0で前半を折り返した。
後半は相手の運動量が落ちたこともあり、徐々に相手GKを脅かせるようになってきた日本代表。すると53分、左サイドでボールを持った中島からクロスが入ると、ファーサイドで完全フリーとなっていた南野が頭で押し込みゴールを奪取。待望の先制点をマークした。
これで落ち着きを取り戻した森保ジャパンは、先制からわずか3分後にDF酒井宏樹のクロスを南野が押し込み2点目をマーク。無得点で終わった前半とは打って変わり、タジキスタン代表から大きなリードを奪った。
終盤の82分には酒井のクロスを途中出場のFW浅野拓磨が頭で合わせダメ押しとなる3点目を奪取。その後も相手にペースを与えなかった日本代表が3-0の快勝を収めている。
南野が2ゴール、酒井が2アシストをマークするなど、選手個々のパフォーマンスは光っていた。しかし、課題となったのが指揮官の采配。停滞していた前半に何かを動かすわけではなく、相手の運動量が落ちた後半になんとか3点を奪う内容となってしまった。勝利で試合を締めたのは評価できるが、今後に向け不安が募ったゲームでもあった。この試合の森保監督の採点は以下の通り。
森保一監督 5.5 3-0で勝利も、引いた相手に対しての工夫は必須。今後もこの点が改善されないようならば苦戦は続くはず